天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
やたらがっつく龍太郎。

色白男子に、あーん、とか手作り弁当を食べさせる雛菊。

薊は寧々に、あーん、とか食べさせて、寧々は少し照れ臭そうな顔。

サバサバした性格の撫子は疾風と気が合うのか、談笑しながら料理を口にしている。

と。

「お?」

ポケットの中で雛菊の携帯が鳴った。

液晶には『奥方』の文字。

天神学園体育教師・夕城 こはく(ゆうしろ こはく)からの電話だった。

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