天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
しかし。

(どぅっふっふっふっふっ)

薊、木陰で不気味な薄笑い。

(雛菊ちゃんのハレンチぶり恐るべし…この『ブラッディアザミ』にここまでの出血をもたらすとは…流石は天神学園で恐れられたスペシャルハレンチだわ…だがっ!)

彼女は右拳を掲げる!

(薊さんは転んでもただでは起きない!見よ、この戦利品!)

薊の掲げられた右手に握られた、まだ生暖かさの残る生々しい水着、てかほぼヒモ。

(雛菊ちゃんの脱ぎたてホカホカヒモビキニげぇえぇええっと!)

満面の笑みを浮かべる薊。

(これを持ち帰って鮮度を保つ為に真空パックで保存して、『薊の秘め事ボックス』に厳重に保管、たまに真空パックを開けてはスゥハァしてみたり…ぐはっ!)

またも血の海に沈む薊。

変態だよこのシト。

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