天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
そうやって妄想に浸りつつニヤニヤ薄ら笑いを浮かべていると。

「あの…大丈夫ですか?」

桜の木の下で寝そべる薊の顔を覗き込む、金髪碧眼の少女…と、たわわな二つの膨らみ。

「あぁあぁあぁ、貴女はっ!」

ガバッと起き上がる薊。

「今年入学したばかりのニューフェイス!日英ハーフ、最近龍太郎一味になし崩しに加入させられた憐れな新入生の神楽 七星ちゃん!」

「よ、よくご存知ですね…」

見ず知らずの上級生にプロフィールを把握されている事に、若干引き気味のけしからん娘。

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