さらば、ヒャッハー


「せやからやめぃって。ちびっこ、尻小玉よか良いもんやりますえ」


因みに尻小玉とは人間の内蔵だったりとの様々な説があるが、冬月にしてみれば、兄さんの尻が触られると激怒したらしい。そこを宥めながら前に出る秋月。子河童と向き合うなり、手提げ巾着から溝出の肋骨を一本取り出した。


「これはな、噛ませ犬の骨なんどすえ」


「いらない」


「まあ、聞きぃや。あんさん、友達はおるぅ?」


「十人いる」


「せやったら、そん中でも一番の人気者になって、もっともっと友達欲しいと思わへん?」


「百人子分、欲しい」


「子分でもええわぁ。でな、この噛ませ犬の骨は、持ち主の引き立て役になってくれる、そらぁ凄い魔法のアイテムなんどすえ。それが噛ませ犬の役目どすから」


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