さらば、ヒャッハー
「噛ませ犬、みじめ」
「哀れむことなんかないどすえ。それで噛ませ犬以外のもんが目立って、人気者になれるんやから。あんさんやて、自分が人気者になるんやら、噛ませ犬なんか構わへんやろ」
「噛ませ犬、利用」
「せやなぁ、利用してストレス発散して、好きにいじくりまわすんのが噛ませ犬どす。そうして、この骨が噛ませ犬なんやわ。真の噛ませ犬に相応しい、ヒャッハーな骨でなぁ。まあ、言えば、エクスカリボーンで巷で大人気の骨なんどす。どないどすか、欲しくなったやろ」
だいたい合ってる。
子河童にしてみれば、百人の子分が出きるほどに自分を引き立てる噛ませ犬道具だと目をキラキラさせていた。ついで、なんかかっこいい横文字道具だと友達に自慢する気満々らしい。