さらば、ヒャッハー
「って、違う違うっ。河童ちゅうわあんよっ。もー、うっかりんこぉ。さあ、あなたたち、のづっちのかわゆい緑ちゃんをどこに隠したのっ!ひんむくわよっ」
「ひ、ひんむくだとっ。貴様、兄さんの、は、裸を、しかも無理矢理脱がすだなんてっ、そ、そんなの、僕がゆるさっ、兄さんの体を見て良いのは僕だけ――」
「冬月、ほんと、落ち着きぃ。冬月の将来が心配やから。――野槌はん。ちっこい河童はんなら川を下っていきましたえ」
動揺しまくりの冬月の行く末などもう決まっているようなものだが、今は野槌の誤解を解くのが先決か。
おねえ言葉でふざけているように思えても、姿形で見ればおぞましいことこの上ないし、野槌伝承では『野槌に触れただけで死ぬ』という話まであるのだ。