さらば、ヒャッハー


「せやから、あの骨、あんさんに何したんっ。僕らはあんさんの怒り鎮めるために来たんどすえ、聞かせてぇな」


「う、うぅ、あの骨は、あの骨はあぁぁ。のづっちの愛の巣を壊したのよ!」


ハンカチ噛み締めて泣くような、悲しみによりクールダウンした野槌がおいおいと語る。


「あの祠は、彼とのづっちの愛の証。語るも涙、聞くも涙、涙以外なんてありえないのづっちの悲恋……。そう、あれは忘れもしない、イチョウが色づく季節のことだったわ」


え、回想!?
などと、まさかのモノローグ入りに、言葉を無くしていれば、のづっちは勝手に語る。


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