さらば、ヒャッハー


のづっちに祠を作ってくれて、までしか聞かなかった。


長い、長すぎる、一ページ使っても、のづっちはまだまだ喋っていた。


ここまで話すのだから、よほど大切な祠だったか。溝出も面倒なやつの祠を壊したらしい。


「でね、彼がいなくなる前の日、一人の女を連れてきて、『紹介します、僕の婚約者です』とかさ、もう、どんだけえぇっ。でも、それでも好きなのよおぉぉ!」


「野槌はん、あの骨が祠壊したんなら、直しますわ。それで気ぃ鎮めてくれへんやろか」


「鎮まるかっ、あの骨は絶対にぶっころ――、あ、いいえ、いじり殺してやるわん」


ヤクザみたいな地声を自覚したかおしとやかに言い直しても、話すことは物騒だ。


何とか穏便には済ませたいが、こうも反抗的では仕方がないかと冬月と目を見合わせた。


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