さらば、ヒャッハー
こんなにも単時に症状が出たのも、かなりの量を頭から浴びたからだ。紙吹雪ならぬ花粉吹雪。着物の色が変わるほどに浴びた花粉は、聞く人によっては「いやあぁ」と震えるはず。
そんな被害を被った冬月は目すらも開けられなくなり、呼吸さえもくしゃみで邪魔される。
今更狐面を被ろうにも、目が痒い。面なんか被ってたらかけない、けど花粉はまだ漂っている、でも痒い、なんて負のスパイラルに陥っていた。
そんな冬月を見て、秋月は咄嗟に山川を見るも、野槌の血で汚れている。現在進行形だ、川近くで憤る野槌がいるのだから、洗い流そうという考えは吐き捨てられた。