さらば、ヒャッハー


色名を純白。

混じりけない素の色は、黒の中で煌めく白。


赤の彼岸花を飛翔した血とある梟(ふくろう)は言い、白の彼岸花を飛翔する翼だとある少年は言った。


この扇を飾る彼岸花の神々しさとは神聖だからこそ感じられたもの。


――だって、こんなにも、綺麗なんだから。


白の彼岸花を意識化に置いた状態で辺りを見れば、“花畑”。


雪平原のように白を連ねて、ところせましと咲き誇り、ところ構わずと占領する。


「かしこみかしこみってか?ま、ここでの神様は俺なよーなもんだけどよぅ。ここで生きているなら、俺に逆らわない方が良いぜぇ。どっかの部外者(神様)は、さっさと帰れや」


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