さらば、ヒャッハー
“想定呪術”。
呪法師たる藤馬が作り上げた呪いが、野槌の心に入り込み、浮き彫りにさせ、実際にそうなったという劇的を立ち上げた。
傷つける以外の使い道、野槌を還す芸当でさえしてみせたのは、藤馬が魔法使いでもあったからだ。
魔法使いは世界に通ずる。何せ、彼らは世界を使う。
世界を構成するものを彼らは使うからこそ、魔法使いと呼ばれた。
天候をいじり、大地を動かし、生命を握る。藤馬の場合は、この生命使いに特化していたからこそ呪法師から魔法使いとなり、ああして簡単に野槌を“この世界から追い出した”。