さらば、ヒャッハー


「溝出……」


訂正入れれば、“頭みたいなモノ”。叩き飛ばされた衝撃か、木にぶつかった衝撃か、何にしても見るも無惨な骨。


右半分の頭蓋骨がなくなり、顔も鼻から上の右半分がない。割れたツボみたいだ。こうまで来ると模型。悪い冗談だ。


これが生きているだなんて思えない。どこかのおもちゃが紛れ込んだか?


うんともすんとも、ぴくりともびくりとも、動かず固まり、生きているとも生きられるとも思えない、全てにおいて“死の象徴”を含んだ“ガラクタ”を、秋月は震える手で受け取った。


指で触っただけで欠けてヒビが入る、震えているからなおのこと。


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