さらば、ヒャッハー
溝出なら阿呆なこと言うなと返り討ちにできるが、溝出性格で最強となれば笑えない。
力がある故の傲慢にしろ、性悪さが滲み出ている。
「そんな性格の大人にして、嫌な小悪党ですが、僕に実害はありません。時折、僕の家に茶飲みにくるような人で話ぐらい聞くし、面白そうなことなら首を突っ込むことでしょう」
溝出の件が面白そうなと思うかどうかは魔法使い次第にしろ、妖怪が呪われ、渉が見る分には『とても怖いモノが絡んでいる』とすれば、何かしら反応はしてくれるだろう。
「溝出さんをその人自らが救うことはないと思いますが、アドバイス程度なら貰えるかもしれません。茶菓子を少し、奮発して出してみます」
餌が茶菓子とは、いいのかそれで。と物申したいも、そんな些細なことでアドバイスするとは、魔法使いにとっては些細な呪いに過ぎないと三文の価値にしかならないのかもしれない。