さらば、ヒャッハー
溢すこともなく、きっちり八分目まで注がれた液体。ミドリムシ集合体みたいなやけにどろりとした液体だが、青汁であるだろうと推測する。
ごくごくと飲み干し、空になったらまた注ぐ。ハイピッチにして、男の脇には空のペットボトルが二つ。飲み干した証にすれば、あんなに青汁を飲んでは血液が緑になるんじゃなかろうかとも思う。
くはぁ、と気持ち良く飲む辺りを見れば、体調は良いらしい。
着物に羽織と青汁飲むには少々違和感ある男が、やっと秋月たちに気づいたように、歯をむき出しに笑う。
やけに尖った歯だ。一本抜こうがまた生えてくる鮫の歯が、面白いもん見っけーと舌の代わりに言っているようだった。