さらば、ヒャッハー
「わたるんが人を招くだなんて珍しいなぁ。訳アリ?つうか、てめえらが入ってきてから、すっげー匂うんだけどさぁ」
けらけらと笑う男に言われ、思わず秋月たちは鼻をすんと動かしてみたが、臭みなど一切しない。
強いて言えば、青汁の匂いが僅かにあるぐらい。どちらにせよ、秋月たちから嫌な匂いなどしないのだが。
「これのせいですよ、きっと」
これが原因だろうと、渉はゴミ袋を机に置いた。
溝出が入ったゴミ袋を、がしゃがしゃと乱暴に開けて中を見る男。
「ぅあっちゃー、うえおえ」
わざとらしくえずく男を見ていれば、渉が「座ってください」と促した。
座布団まで引かれたのだから断るわけもいかなく、男と対面するように秋月たちは正座した。刀は横に、いつでも手にとれる脇へと。