さらば、ヒャッハー
「やりやがったなー、この骨。持って二日かぁ?ここまで“祟られて”、死なねえのはタフなバカだからにせよさぁ。あー、ダメだわ、こりゃ」
溝出の頭を取り出し、にらめっこするように持つ男。その横に渉が膝を曲げた。
「祟り?呪われているんじゃないんですか」
こたつには入らず、疑問を口にする渉。
「祟りだ、ひゃくぱーそう。この骨、罰当たりなことしたんだろうなぁ。自業自得、ざまあ。呪いはあくまでも恨み。祟りはあくまでも怒り。まあ、覚えなくてもいいぜぇ。テストに出ねえし」
溝出の下顎を無意味にパカパカさせる男。ふざけた口振りから、今までの話にどこまで信頼を寄せて良いか分からないにせよ、溝出を『まだ死なねえ』と見たあたりはそれなりに信用してはいいのだろう。