さらば、ヒャッハー
「思い込み……?」
「ふゆっきーは俺の手のひらで玉乗りしてただけってことだよ。俺は『抜いたら、腕が飛ぶ』と言った。そこでだ、ふゆっきーは少なからず、ああ、軽信でもいい。1パーでもよぅ、俺の言葉を信じたら負け。ふゆっきーの右腕が飛んだのは、ふゆっきーの頭の中だけの出来事だ。思い込み、ただそれだけ。
髪の毛も取ってねえし、藁人形も持ち合わせてねえんじゃ、つきまとうような呪いなんてかけられねえから」
「思い込みだって?思い込みにしてはやけに“出来すぎていた”ぞ。痛みも熱さも血だってな」
さすがにあんなことがあった以上京都弁が剥がれてしまう冬月は威圧感しかない。腕がまた飛ぶかもしれないが、兄さんに何かあったらといつでも抜けるように構えていた。