(短) わたしのツンデレ王子様



――ガラッ


「遅くなってわりい」

入ってきたのは、大好きな龍斗で。

走ってきてくれたのか、息が少し乱れている。


「だいじょ・・・え?龍斗?」



大丈夫だよ。 そう言いかけたとき

龍斗に抱きしめられていた。


「・・・ちょっ、龍斗?」

「ちょっと黙れ」

「・・・っ」


低い声なのに、優しい声だった。







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