スロウ・メロウ


本日は快晴。


俺はフェンスにもたれかかるようにしてそのまま空を見上げた。


「………やっぱ好きだ、馬鹿」


その呟きは、どこまでも青い空に溶けて、消えていった。










青い絵の具を落としたような

(そんな空が愛しくて堪らない)



>>fin


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