先生とシンデレラ
羅々と。

優希が。

何で。

拳をぎゅっと握り締める。

「…っ」

優希が、羅々に何かを呟いている。

羅々はずっと下を向いたまま。

優希は何かを言い終えるとキッと俺を見た。



何で、そこにいるのがお前なんだ。

わけがわからない。

そこは。

普通だったら。


あいつは俺に遠慮なんてしない。



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