先生とシンデレラ
ポツンとさみしく立った街灯がお互いの顔を白く照らす。

「…」

俺は、何も、話せない。

「なぁ、蓮。答えろよ。」

「…」

信号は、まだ赤だ。

「…蓮」

まだ、

「おい!」

俺は潤から目を逸らしてハンドルを握り直して前方を見る事で、言葉を発する事が出来た。

「…答えるって、何に。」

「っだから!お前は長谷川羅々が好きなのか!?」

「…」

信号が、青になった。
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