先生とシンデレラ
帰り道、一人だと危ない道を避けながら歩く。

…先生、大丈夫かな。

先生は私に心配なんてされたくないか…

私は、どうすれば良いのかな。

先生に、劇をやめて下さい、って言う?

でもそれじゃ、先生がせっかく私の要望に応えてくれたのに、その優しさを侮辱する事にならない?

でも、あのままじゃ先生が。

でも。

でも。

でも。

そんな事を考えながら、黙々と歩いていると、大通りに出た。

たくさんの車が行き交う音に思わず俯いていた顔を上げると。

「…」



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