蒼穹の誘惑
「あなたこそ、浅野氏やサイバーエージェントの竹内氏は?もうそろそろ欲求不満が爆発しそうかと休みを入れて差し上げたのに?」

今度は高宮から思いもかけない質問が飛んできた。

「あ、あなたは私のセックスライフまで管理するつもりっ?」

みずきは呆れた顔で高宮を見上げた。

「仕事に支障が出るようであれば、いたしますが?」

高宮は冗談を言っている様子はない。まるでミーティングを設定するように簡単に言う。

「ねぇ、勘違いしないでよ。休日にまでデートしたいとは思わないわ」

「よく意味が分かりませんが?デートは休日にするものでは?」

「スタディな関係になるのはイヤなの」

「身体だけの関係で良い、と?」

「そう言われてしまうと身も蓋もないけど、真剣に付き合う気にはなれないわ。30になって誰かと付き合うとなると結婚を意識するでしょ?上手く距離を取っておかないと、相手が本気になってしまうもの」


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