蒼穹の誘惑


(どうしよう……すごく変な気分)


指の先はピリっと痛いのに、違うところが熱を持ったように疼く。

「痛いですか?」

「ん、大丈夫。もういいわ」

だが、高宮はみずきを見据えながら指を吸い続ける。

「……っ……」

「どうしたんですか?」

「……あなたって本当にいじわるね?」

みずきはキュッと唇を噛みしめた。

「今更ですよ」

クスリと笑い高宮はみずきの指を解放した。

指に絆創膏を貼り、何もしないでください、とみずきをダイニングテーブルの上に座らせた。


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