蒼穹の誘惑
シャワーを終えたみずきは先に自分のマンションへ戻る為、髪も乾かさずに高宮の部屋を後にした。
達也が一緒に朝食を食べようとしきりに誘ってきたが、仕事に間に合わないからと断り、逃げるように部屋から退散した。
タクシーで10分程の距離である。急ぐ必要などなかったが、みずきはあの空間にこれ以上いることが耐えられなかった。
冷たいシャワーで少し落ちついたと思われた胸の動悸と身体の火照りは、高宮に見つめられるだけで復活する。
心臓が飛び出そうなくらい動機が激しくなり、達也と高宮に聞こえるのではないかと冷や冷やしていた。
ましてや、こんな状況で高見の姉と遭遇しようものなら、どう対応していいかわからない。それだけは絶対に避けたかった。
(バカみたい、大学生の夜遊びじゃあるまいし……)
達也が一緒に朝食を食べようとしきりに誘ってきたが、仕事に間に合わないからと断り、逃げるように部屋から退散した。
タクシーで10分程の距離である。急ぐ必要などなかったが、みずきはあの空間にこれ以上いることが耐えられなかった。
冷たいシャワーで少し落ちついたと思われた胸の動悸と身体の火照りは、高宮に見つめられるだけで復活する。
心臓が飛び出そうなくらい動機が激しくなり、達也と高宮に聞こえるのではないかと冷や冷やしていた。
ましてや、こんな状況で高見の姉と遭遇しようものなら、どう対応していいかわからない。それだけは絶対に避けたかった。
(バカみたい、大学生の夜遊びじゃあるまいし……)