蒼穹の誘惑
バスタブに深々と腰を沈め、リラックスさせるが、どうしても考えたくない男のことを考えてしまう。

みずきがあんな風にプライベートなことを話したのは高宮が初めてだ。

わざわざ両親のことなど言う必要もなかったのに……


(彼が父に恩があるなんて言ったから?それとも初めて見るあの笑顔のせい?)


答えの出ない質問を繰り返しても何も解決しない。

目を閉じれば、みずきを捕らえて離さない高宮の双眸が浮かんでくる。

どんな宝石よりもキレイだった。


あの瞳が欲しい----

あの瞳をずっと見つめていたい。


そんな衝動にかられる。


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