蒼穹の誘惑
そんなみずきにとって、男との関係は深くなることは絶対に避けたい。

高宮はセックスフレンドとしては、最高の相手だった。

顔は好みで身体の相性も良い、いや、良すぎるほどだ。

そして、何よりスキャンダルの心配がない。

高宮はみずきのプライベートには一切関知せず、というより興味がないのだろう、みずきが望めば、いつでも身体の相手をしてくれた。

だが、その高宮が、あの日以来みずきの誘いの手をするりと逃れていくのだ。

会社にいる間は激務に追われそんな時間がなかったと言ってしまえばそうだが、夜遅くに社長室で二人きりになることもあった。

いつものようにみずきは誘うが、高宮は余裕の笑みを浮かべて上手くかわしていく。時には欲求不満を増長させるようにボディラインに触れ、焦らしてきた。

プライドの高いみずきは、そんな高宮に腹を立て、高宮とは二度とセックスをしないと宣言してしまった。


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