蒼穹の誘惑
みずきは我を忘れてサッカーに夢中になった。

運動神経は良いと宣言しただけあり、みずきはかなり達也を苦戦させた。

普通は子供相手に手を抜くのが大人というものだが、負けず嫌いのみずきに大人も子供もない。

だが、最初は喧嘩腰だった達也もどこか楽しそうだ。

最近はジムに行く暇もなく、身体を動かしていなかった。

コンクリートの建物の中に埋まっているより、青空の下、思いっきり汗をかくのも悪くない。

ストレス発散に丁度いい、と最初の目的も忘れ、みずきは達也とのサッカーを楽しんだ。


そんな二人の姿を、高宮どこか困惑したような表情で見つめていた。




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