蜜色チェーン―キミと一緒に―
「幼い顔も、柔らかい髪も、感じやすい身体も」
「……んっ」
「全部可愛い」
下着を脱がされた胸に落ちる拓海くんのキス。
いつもはさわやかな笑顔をまとっている拓海くん。
けど、私に触れる時は男の人の顔をするから、その顔を見ただけでゾクゾクって感覚が身体を走り抜ける。
拓海くんに触られると、いつも必死で抑え込んでいる気持ちが暴れ出す。
触れあってる今なら、願っても許される気がして……私全部を拓海くんへの想いが支配する。
触れる手も、優しいキスも、熱い指先も。
全部が私だけのモノならいいのに。
そう願わずにはいられない―――。
「ん、ぁ…たく、みく……っ」
「由香、可愛い。ちょっと触っただけなのに」
「あっ、だ……って…」
拓海くんだから。
拓海くんに触られてるから、すぐこんなになっちゃうの。