蜜色チェーン―キミと一緒に―


「……久しぶりに乗ったら結構怖かった」
「俺も。所詮夢の国だしってちょっとあなどってたけど、意外と本格的なジェットコースターだったな」
「でも、楽しかったよね」
「パスとっておいてまた後でこようか」
「うん!」


暗闇の中を走るジェットコースターが意外と楽しくて3回乗って、他のジェットコースターも2回ずつ乗った。
他にも、キャラクターを見つけて一緒に写真を撮ったり、パレードを見たり。

食べ損ねちゃったお昼は、適当に軽食で済まして、とにかく遊びまわった。

こんな風に拓海くんと遊ぶのは初めてだったし、ここが夢の国っていうのも手伝ってか、かなりはしゃいでたと思う。

拓海くんが、耳付きのカチューシャを買ってきて、恥ずかしいって言うのに無理やりつけてきて。
「可愛いから大丈夫」って言われても恥ずかしいものは恥ずかしくて、周りの視線を怖がりながら歩いたりもしたけど……。

見渡してみれば、10人に1人は耳つきで。
恥ずかしいのなんて、最初の30分くらいだった。

……どんなに言っても拓海くんはつけてくれなかったけど。





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