蜜色チェーン―キミと一緒に―
心残りに押しつぶされそうになりながら、ベッドの上で両膝を抱えてうなだれていた時。
ポコンって頭を叩かれた。
顔を上げると、しかめっ面した勇樹が映る。
「いつまでそーしてんだよ。
もう日曜だし。
病気じゃないんだから、いい加減しゃべれ。
それが無理なら、おとなしく病院に連れていかれろ」
部屋から離れようとしない私にしびれをきらした勇樹が、閉めていたカーテンを開ける。
一気に明るくなった部屋に目を細めてから、ぼんやりと明かりを眺めた。
木曜日も金曜日も、無理やり病院に連れて行こうとした勇樹を断った。
勇樹は「いつまでもしゃべれなかったらどーするんだよっ」って怒ったけど……。
ここを離れたくなかった。