蜜色チェーン―キミと一緒に―
「沖田に野原さんみたいな親身になってくれる人がいたのは、正直驚きました。
軽薄な男だと思っていたので」
「そう見せていますが、本当は繊細で優しい人です。
ただ、家庭で負った傷が大きすぎて、誰にも心を開けないだけで……。
普通とは違う形でも、両親に囲まれて育ったあなたには分からないかもしれないけど……。
沖田さんも、必死に生きてるだけなんですっ」
「……」
「沖田さんがあなたや彼女にした嫌がらせを怒っているのなら、私が謝りますっ!
なんでもします!
だから……今沖田さんがどこにいるのか、教えてください……っ!
お願いします……!!」
コンビニで急にこんな事を言われたって、困るのは分かってた。
けど、ただ必死で……。
どうにかして、拓海くんを見つけ出したくて……その思いだけだった。