蜜色チェーン―キミと一緒に―
「……うん。“私は、拓海くんの味方だから”って」
「そう。由香にとってはなんでもない言葉だったんだろうし、俺もそんなに深い意味で受け取ってはいなかった。
けど……いつの間にか、由香の言葉に救われてる自分がいた。
受け入れて、事情が分かった上で俺に微笑んでくれる由香を……手離せなくなっていった」
私に視線を移した拓海くんが微笑む。
「初めて抱いた時には、もう由香を特別に想ってた。
だから抱いたっていうのもあるけど……由香に俺を刻み付けたかったんだ」
“刻み付けたかった”
その言葉に、拓海くんと最後に過ごした夜を思い出す。
あのホテルの部屋でも、拓海くんはそう言ってた。
『――由香に、俺を刻ませて』って。