蜜色チェーン―キミと一緒に―


「じゃあ、一生かけて、私を試して」


驚いたような顔をしてから微笑んだ拓海くんが、優しくキスをする。
触れるだけのキスをして少し離れた拓海くんと見つめ合って……拓海くんの濡れたままの髪に気づいた。


「拓海くん、お風呂もうお湯溜まったと思うから入ってきて」


いつまでも濡れた髪のままでいたら、風邪を引いちゃう。
そう思って言ったのに、拓海くんは「んー……」ってお風呂に入るのを渋った。


「風邪引いちゃうよ」
「でも、今は由香と離れたくないから」


胸がきゅんとしちゃって思わず笑顔でうなづきたくなったけど、拓海くんの身体の方が大事だ。
必死ににやけそうになる顔を止める。


「明日も会社なんだし、体調崩しちゃったら大変だよ」
「じゃあ、一緒に入ろうか」
「えっ」
「そんなに広くないけど、由香は小さいから大丈夫だよ」
「だっ大丈夫じゃないよ! 無理だよっ!」


身体の関係があったって、一緒にお風呂は別の話!
そう、一緒にって誘う拓海くんを何度も断っていると、拓海くんは私の手をとって微笑む。




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