俺が唯一愛した女
俺の返答を聞き黙り込むオッサン
そらそうだよな
俺が口発したのは
不採用になってもおかしくない発言
俺自身別に後悔もしてない。
「…ど」
険悪な空気の中
先に沈黙を破ったのはオッサンだった。
「動機が何と無くか…いやぁ~初めて聞いた♪」
オッサンの馬鹿笑いが部屋中に響き渡る
思いもよらない予想外の反応に
驚きを隠せない俺。
人間ってこんな笑えんのか
ヒーヒー言いながら腹を抱える
オッサンの馬鹿笑いを見て唖然…
「君、変わってるね~生意気だけど憎めない、気に入ったよ」
俺を気に入るとか相当変なオッサンだな
『ど~も』
苦笑いを浮かべた俺は
オッサンに軽く頭を下げる
面接の後は
工場内を案内されたり
仕事の説明を聞いたり
なんだかんだで
2時間以上かかった気がする。