俺が唯一愛した女
" …らない "
" ねえ、お母サン… "
ガキの頃の俺は心配し母親の顔を覗き込む
" お母サン?誰がアンタの母親よ!!私はアンタの母親じゃない… いらない、もう関わりたくもない。ごめんね優斗…今日でもうさよならよ"
我が子を置いて立ち上がる母親
そして
" さよなら "
あらかじめ用意していた様な
大きな鞄を手に持ち家を飛び出した
" お母サン待って…お母サ…"
追いかけようとしたガキの頃の俺は
" お母サン… "
涙も流さず
ただ1人玄関で座り込んでいた。
『……。』
俺は母親の顔を知らない
覚えてないハズなのに..
何だか懐かしい。
" 優…"
また誰かが呼んでる
" おい、優斗…!! "
明るい綺麗な光の玉が目の前にあって
その光を掴む為、手を伸ばそうとした瞬間
『眩し…』
強烈な光に俺は思わず目を瞑る