俺が唯一愛した女
また笑う上原。
『今度は何だよ』
「いや…綺麗な顔してるから何か、見た目遊んでそうな雰囲気だなと思ったけど。真面目な事言うんだと思って…」
『ど-言う意味だよ!』
「あはは…」
ブーブーブー♪
上原の笑い声と同時に鈍く鳴り響く携帯
『電話?』
「あ…」
上原はポケットのから携帯を取り出すと
慌てて電話に出る
「もしもし…」
上原は電話の相手と何やら話している
それより熱は大丈夫なのかコイツ…
「…あ!」
そんな中上原は電話越しの
相手に対して大声を出す。
「最低…」
『…何だよ』
電話を切った上原は大きなため息を吐く
「用事思いだした…お邪魔しました、色々ごめんね!」
『は?上原お前熱あんのに、薬…』
「いらない!またお礼するから、ありがと!」
- バタン! -
大きな音を立て
勢いよく閉まった玄関のドア。
『騒がしい奴…』
俺は薬を探し
開けっぱなしの引き出しを閉め
『結局、寝る時間ねえし…』
そのまま直で店に向かった。