シンデレラの王子は。
聞こえちゃってますよ。
どうしよう。脳がなかなか働かないよ。
「えっと、これって告白ってことですか?」
「…鈍感…そーだよ」
「……ありがとうございます。えっと…答えは待ってもらっていいですか?」
「うん」
照れくさそうに、あのニカッて笑顔を見せてくれた。ちょっと安心。
てか、アタシってば、予想してた言葉、マイナスすぎる。
まさかのまさかだよ。
「って訳ですよ。」
「なるほど、最初から羽海狙いだったわけね~。ま、知ってたけど」
「知ってたって、空未、一ノ瀬さんに会ったことないでしょ?!!」
「会ったことなくても、2人でどっか行こうって言う時点で解るでしょ!!」
「すごーい、空未は超能力者になれるよ。スプーンも曲げられるかもっ♪」
「そんなこと出きるわけないでしょ。羽海って、自分のことに関しては鈍感発揮するよね~。で、」
この日は、お互いの恋バナでひたすら盛り上がって、どさくさに紛れて架嗄のことを聞いちゃったりもした。
どうも、まだ架嗄のこと気になってるみたい。重い程一途だね~。
今日、空未と恋バナして思ったこと。
これから一ノ瀬さんはアタシにとって、かけがえのない人になっていくのかな。