ブログ女 ーAyu Official Blogー


「……。」



『……。』



重い沈黙



この空気に耐えられず



下を向く顔を上げ先に
口を開いたのはあたし



『ゆ、結城そろそろ出発しよ!到着が遅くな…』



「……。」



『…結城?』



海を見ていた
結城の視線は



いつの間にか真っ直ぐ
あたしを見つめていて



「…そう決めたハズだったのにな。萌チャンの存在が俺の中でどんどん大きくなって行く」



『え…』



嘘、だろ?



今結城はあたしに
何て言ったんだ?



え?



え?



え?



真剣な表情であたしを
見つめる結城に対して



あたしの顔は真っ赤になり



慌てて目を反らす



『え、え…?』



「萌チャンがいいなら、全てが終わった後…もう少し広いマンションに引っ越して改めて一緒に暮らそう? これからもずっと萌チャンを守って行きたい… 好きなんだ」



夢にまで見た待ちに待った


嬉しい言葉



『……。』



今直ぐにでも
即答したい位



結城と一緒になる事を
願っていたハズなのに。



「あ、返事は急がなくていい。ゆっくり考えてくれていいから… さ、そろそろ出発しよっか」



" 出発しよう "



そう言って
にっこり微笑み立ち上がる結城



『…うん』



嬉しいハズなのに



あたしは



結城の告白に対して
返事が出来なかった

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