ブログ女 ーAyu Official Blogー
「後2時間位か…」
車に乗りエンジンをかけ
ナビの画面の地図を再度確認する結城。
『……。』
「萌チャン昼飯…何か食べたい物でもある?」
『あたしはそこまで言う程、腹空いてねえし…何でもいい。ゆ、結城が決めろよ!』
「なら高速降りてどっかで適当に食べよっか」
『う、うん…』
「じゃあ決まり」
何でだろう?
結城の笑顔を見る度
胸がズキズキと痛む..
あたしの事を好きと言った
結城の優しい笑顔は
いつもと変わらない
普段と同じ笑顔なのに
『……。』
優しい
笑顔を向けられる度
罪悪感で一杯になる
この罪悪感の原因は
結城の話を聞いたから
" 俺の両親は… 俺が小学生の頃、突然現れた知らない男に殺されたんだ "
" こんな辛い思いをする人をこれ以上増やしたくない。他人から見たら綺麗事なのかもしれないけどさ、俺が警官になって1人でも多くの人を助ける事が出来るならって "
こんな辛い思いをする人を
これ以上増やしたくない?
結城はあたしと正反対
あたしは
虫けらの様に簡単に人を殺せる
彼女を捨ててまで人を救う仕事を選んだ結城
そんな人とあたしは一緒になっていいのか?
『……。』
高速を降り食べた飯は
食欲が湧かずほとんど残した
今夜泊まる予定の
目的地近くにある
ホテル到着までの車内
あたしは結城と
一言も
言葉を交わさなかった