恋愛談義!

だからせめて、鈴川さんを落ち着けるために会釈の一つくらいすればよかったというのに……

疲れて頭が働かなかった私は、パーテンションの隙間越しに目があったはずの鈴川さんから、不自然なまでに目を逸らしていた。



瞬間、首の後ろがピリッと粟立つ。

危険を告げるシグナル。第六感が、私の明らかな失敗を告げる。



ああ……やっちゃった。



こういう場合、しまったと思っても後の祭り。


目の端に顔色を変える鈴川さんが見えて、ドジを踏んだ自分が情けなくなった。



恐る恐る視線を戻すと、彼は私から目を逸らし、何事もなかったかのように他メンバーと打ち合わせをしている。



< 123 / 281 >

この作品をシェア

pagetop