恋愛談義!

井上礼央だった。




なぜか私をお姫様だっこして、きつく腕に力を込める。



なんであんたがここにいるのよ。

あんたのせいで誤解されたってのに。


こんなことしたら、ますます鈴川さんが……



しこたま文句を言ってやりたいのに、声が出ない。



「――鈴川サン」

「お……お前、やっぱりっ……やっぱりお前なのか!?」



鈴川さんの震える声に、胸がズキリと痛む。


寝ちゃったくせに自己嫌悪に陥るなんて私らしくないけど。



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