恋愛談義!

「鈴川サン、前カノと浮気してこいつのこと試そうとしました? 男として、わからないでもないですよ。だけど……だけど、それはやっちゃだめです。許せないです」

「なんでお前にそんなこと……言われなきゃ……」

「話せば長いんですけど……10歳のころからずっと、俺はこいつに片思いしてるんです」

「――は?」



は……?



鈴川さんと心の中でハモちゃったけど。


今、なんて?



「いや、最近は正直よくわからなかった。初恋が強烈だったから、思い出補正かかってんのかなって。だけど……会えない間も、ずっと幸せになってほしいって思ってたのは本当。俺を助けてくれた子だから」



私を抱いた指にさらに力がこもった。



「鈴川サンがこいつのこと幸せにしてくれるんだったらよかったけど……そうじゃないみたいだし」



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