恋愛談義!
私の視線に気づいたのか、御堂がふっと入口を振り返る。
相変わらず勘の鋭い男だ。
「――御堂」
「お嬢様」
彼はすっと立ち上がって私のために椅子を引く。
世が世なら、骨董屋なんかせずに執事でもしていたほうが似合うかも。
と言っても。
彼は性的にマゾヒストではあるけれど、相当に『いい性格』をしているので、自分のやりたいことしかやらなさそうではある。
「お嬢様、何を飲まれますか?」
「ん……アルコールはやめとく」
「では、ぶどうジュースを」