恋愛談義!
井上礼央はタクシーを実にかろやかな動作で停車させ、私を押し込み、あとから乗り込んでくる。
なんなの、なんなの、なんなのよーーー!!!!
なんかいろいろ感動したのに、こうなっちゃうの!?
「ふんふふ~ん♪」
無駄に長い脚を組んで、タクシーから聞こえてくるテンプテーションズの「マイ・ガール」に体を揺らす井上礼央。
片手でしっかりと私の手を握っている。
普通の恋人同士ってこうなの?
だけどいつだって私が決めて来たのに
キスするタイミングだって
セックスだって――
「ちかこ」