恋愛談義!
すぐに、ピコン、と答えが出た。
→とりあえず話を聞く。
だ。
今度は熱いコーヒーを、ゆっくりと口に運ぶ。
これはここにいる、という意思表示。
井上礼央は、ふっと表情を子供のように輝かせ、それからティラミスをぱくりと一口、口に運んだ。
「さっき、井上君言ったわね。『自分に心底惚れてない女と結婚なんて、出来るわけない』って」
「ああ」
私たちの別れ話を背中で聞いていた井上礼央。
時間にして30分弱といったところ。