Secret Prince[短篇]
そーっとドアを開ける。
「あ、来た。」
そーっと開けたつもり。
なのに裕二の目がすぐに開いたのは何故?
「…寝てなかったの?」
「……寝れねー。」
私の姿を確認すると、少し体を起き上がらせた。
ベッドの横におかゆを置く。
「…何度だろ」
「さっき計ったら38度。」
さ、さんじゅうはち!?
高すぎる!
「裕二、医者行こうよ!」
「…嫌。」
い、いやって…
だって38度は高熱だよ!
「それより、おかゆ食わして。」
「え…あ、うん。」
裕二の前におぼんを置き、スプーンを手渡す。
が、
それを受け取らない奴。
「…食べないの?」
「…だから食わしてって。」
……はい?