Secret Prince[短篇]
私に食べさせろと。
「…じゃなきゃ食わねー」
「……。」
…我儘。
でも、何か食べないと薬飲めないし…
しょうがない、か。
「分かったから。」
おかゆをスプーンに入れ、裕二の口元に運ぶ。
大人しく口を開ける裕二。
「…熱くない?」
「平気。」
黙々と食べる裕二。
本当に熱あるの?ってくらい食欲旺盛。
…子供みたい。
こういう姿を見るとホントに24って気になる。
「…何考えてるわけ?」
「べ、別に!…次は薬ね!」
空っぽになった鍋を置き、コップに手をかける。
「俺に隠し事?へー…」
こ、怖い…
絶対病人じゃない!
「…か、隠し事なんてしてないから!」
「じゃあ、何考えてた?」
う……
そう言われると…
だって、本当のこと言ったら怒りそうなんだもん!