Secret Prince[短篇]



に、苦い!!

口の中に広がる薬独特の苦さ。





「んーっ!!!」





ドンドンと胸を叩く。
もう、これでもかってくらい。





でも、その叩く手を裕二が掴む。






ちょ!
マジきついんだって!







更に深まるキス。
な、なんでー!?






ちゅっ







名残惜しそうに唇が離れる。









「…あー、うまかった。」


「うまかったじゃなーい!!」








バシっと頭を一叩きして、裕二から離れる。
ここにいたら何されるか分からないもん!





空になった鍋とコップを持って立ち上がる。








「…またいなくなんの?」


「へ?」


「傍に、いろよ。」










掴まれた服の裾。

裕二のそんな可愛い行動に、胸がときめく。
< 115 / 147 >

この作品をシェア

pagetop