Secret Prince[短篇]
に、苦い!!
口の中に広がる薬独特の苦さ。
「んーっ!!!」
ドンドンと胸を叩く。
もう、これでもかってくらい。
でも、その叩く手を裕二が掴む。
ちょ!
マジきついんだって!
更に深まるキス。
な、なんでー!?
ちゅっ
名残惜しそうに唇が離れる。
「…あー、うまかった。」
「うまかったじゃなーい!!」
バシっと頭を一叩きして、裕二から離れる。
ここにいたら何されるか分からないもん!
空になった鍋とコップを持って立ち上がる。
「…またいなくなんの?」
「へ?」
「傍に、いろよ。」
掴まれた服の裾。
裕二のそんな可愛い行動に、胸がときめく。