Secret Prince[短篇]
可愛い、ね?
その言葉に引っかかる俺。
可愛いって何だ?
俺の何処が?
つーか、梨華に言われると無性にイライラする。
「……薬。」
そう、呟き、
梨華の手から薬を貰う。
そして少し虐めてやった。
俺をからかう、お前が悪い。
強引に絡めた舌は、
熱を帯びていて熱い。
薬の苦味がすーっと引く。
「…あー、うまかった。」
真っ赤になる梨華を離し、一言。
頬を真っ赤にして
俺を睨む。
「うまかったじゃなーい!!」
その言葉と共に頭に衝撃。
そして次に目を開けたとき、梨華はまた部屋から出て行こうと腰を上げていた。